日誌

弓道部 試合後の練習そしてゴールデンウイーク突入!!

 試合後、初の練習は5月2日。試合に出場した2,3年生がそれぞれ弓を強い弓に替えました。

 巻藁と射込みを十分行ってからの記録練習でした。「いつも力を抜けと言っていた部分も、弓を強くしたことで力を使わないと引けないかもしれない。最初はそれでいい」と話した通り、基本は大きく引くことです。また、自分は弓を握っていいと指導することがあります。これは、一般的に弓道をやってる人が聞いたら大笑いでしょうね。なにしろ、弓返り(ゆがえり)ー弓を手の中でくるりと回転させることーをさせないためにもこうしているのですから。

 

 持論ですが、的中を向上させるのに弓返りは必要ないと感じています。他校の選手で、ほれぼれするような鋭い離れを出している選手を何人か知っていますが、その選手たちの弓返りだけは「どんなんでしょうね?」と感じています。

 

 これは、弓道教本の中にも書いてありますよ。3巻だったと思います。それを書いた先生は「弓回し弓返り」と表現していたような気がします。まさに。弓返りであり、弓返しではいけないということだと解釈しています。自然と返すのではなく意識的に返している人がほとんどでそれでは意味がないということなのでしょう。

 

 自分は審査の時には回していました。まさに回していたがピッタリでしょう。回しているのに四段をいただいたときは「これで本当にいいんですかね?」と真剣に考えました。

 

 生徒たちに、そういった弓道を伝えたくないというのが本音です。強い弓を引くようになり、きれいな手の内を作れるようになれば、自然と返るのが弓返りです。暴れる弓を手の中で回して、矢の飛びが安定するわけないですものね・・・。

 

 そして本日3日は練習、明日からはなんと4連休の弓道部。今日話したように、弓を強くしたばかりです「感覚」を忘れないような準備を各自がしてほしいと思います。

 2日は、卒業生も練習に参加。原島の一次予選通過を喜んでいました。なんかこの景色、小鹿野高校の弓道部ですね。

 昨年度弓道部を離れた部員が、本を返しに道場に来ました。ほんの数秒だけど、卒業生が作り上げた弓道部がそろった瞬間でした。